1. ローラーフィーダーの特徴 ローラーフィーダーはプレス機の付属品として使用されており、各種フィーダーに幅広く使用されているものです。 この種の送り装置は送り精度が高い。 現時点では600回/分の高速パンチでも送り誤差は±0.02mm以内にとどまっています。 ガイドピンと併用すると送り精度±0.01mmが可能です。 送り装置はローラーとブランクの間の摩擦を利用して材料を送ります。ローラーとブランクの間の接触面積が大きく、材料を潰さず、材料を矯正する役割を果たします。 ローラー送り装置は汎用性に優れています。 一定の範囲であれば、材料の幅や厚さに関係なく、金型に合わせて送り機構を調整するだけで使用できます。 ロールフィード装置はシングルローラータイプとダブルローラータイプに分けられます。 シングルローラータイプは厚さ0.15mm以上の順送プレスに適しており、ダブルローラータイプは厚さ0.15mm未満の順送プレスに適しています。 2. ローラー送り装置の仕組みと特徴 ローラー送り装置の動作原理と構造を簡単に説明すると、①駆動機構と送り長さの調整は、現在では先端に偏心装置を取り付ける方法が一般的です。パンチングマシンのクランクシャフト。 ディスクはプルロッドによって駆動されて直線往復運動を行い、ローラーを駆動して回転運動を行います。 送り長さの調整は、偏心ディスクのマンドレル上のプルロッドの動きによって実現されます。 ② 間欠運動機構 図 6.5.3 に示すローラー送り装置は、パンチプレスのクランクシャフトが回転すると、プルロッドの往復運動により十字継手のロッカーアームが揺動し、一方向間欠運動機構を備えています。連結軸を介して給紙ローラーを駆動し、間欠給紙を実現します。 回転運動。 この一方向間欠送りは、主にオーバーランニングクラッチの一方向噛み合い性能を利用してローラーを一方向に回転させ、材料を前進させます。 ③ ローラー ローラーは材料に直接接触する部品です。 中実ローラーと中空ローラーの2種類があります。 送り距離が小さく、速度が遅い場合には、ローラーをソリッドにすることができます。送り距離が大きい場合、送り距離も長くなります。 速度が速い場合、ローラーは一般に中空構造を採用しており、軽量で回転慣性が小さく、即停止して送り精度を確保できます。 ④ 多ステーション順送プレスの場合、素材の位置精度を確保するためのガイドピンと素材の金型設計を行っております。 ガイドピン動作時、素材がローラーの拘束を受けると素材のガイドができなくなり、金型の破損や抜きカスの発生が発生します。 したがって、材料がローラーに拘束されずに自由な状態になるように、スタンピング中にローラーを持ち上げる必要があります。これは、ガイドピンが材料をガイドするのに有益です。 ロールリフティングを実現するには、リラックスアジャスター、リラックスブラケットなどを使用してください。 図6.5.5に昇降ローラーの模式図を示します。 図において、パンチスライドブロックとともにプッシュロッドまたは板カムが下降すると、緩和ブラケットが押されて支点Oを中心に揺動し、ローラーが上昇して材料がリリースされます。 材料押さえバネの役割は、上下のローラーと材料の間に十分な摩擦を確保し、材料の送り動作を実現することです。 ⑤ブレーキと変速機 送り工程中、ローラや変速機の慣性により、ローラをすぐに停止させて静止状態に保つことができないと送り精度が低下します。 この部分のエネルギーを吸収するために、通常、ローラーの端またはシャフトにブレーキが取り付けられます。 高速ローラー送り装置において、ブレーキはブレーキディスク、ブレーキスプリング、ブレーキパッドから構成されます。 駆動ローラーと従動ローラーは主にギアによって駆動されます。 ころの外径は歯車のピッチ円と同じになるように設計してください。