金属プレス部品は、打ち抜きやプレス金型によって製造される金属部品です。 金属プレス部品の加工にはプレス金型が非常に重要です。 そこで今回は、まず一般的なプレス金型がどのような部品で構成され、どのような役割を果たしているのかを理解しましょう。金型を構成する部品は数多くあり、上型と下型に分かれます。 一般に上型はプレス機のスライダーにダイスハンドルによって固定され、スライダーとともにプレス機のレールに沿って上下に移動し、下型はプレス機のワークテーブル上に固定されています。 1. 作動部品 印材に直接接触し、圧力を加えてスタンプを完成させる部分です。 金型の作動部品には、パンチ、ダイ、成形部品とも呼ばれるパンチとダイがあり、金型の中でも特に重要な部品です。 2. 部品の位置決め プレス部品が適切な品質要件を満たせるように、金型内の材料またはプロセス部品の正しい位置を決定することです。 搬送ガイドに属する位置決め部品としては、ガイドピン、ガイド板、側圧板等が挙げられる。送り距離に属する位置決め部品には、スタートストップピン、ストップピン、ガイドピン、サイドブレードなどが含まれる。ブロック材料またはプロセス部品の位置決め部品には、位置決めピン、位置決めプレートなどが含まれます。 3. プレス部品やアンロード部品などの部品は、材料をプレスする役割を果たし、パンチやキャビティ L に付着したプレス部品や廃材を確実にアンロードまたは押し出し(排出)し、プレス作業を継続できるようにします。 押さえプレートの役割は、ブランクの移動や跳ね返りを防ぐことです。 アンロードボードの機能は、廃棄物の排出と洗浄を容易にすることです。 通常、アンローディング装置とは、プレス部品や廃材をパンチからアンローディングすることを指します。プッシャーおよびトップピース装置は、スタンピング部品または廃材を金型からアンロードすることを指します。 一般に上型に設置されるものをプッシャー、下型に設置されるものをトップと呼びます。 4. ガイド部品 雄型と雌型の相互位置精度を確保し、金型各部の動作状態を良好に保つことが主な役割です。 ガイドポスト、ガイドスリーブ、ガイドプレートで構成されます。 5. サポート部品 上記各種部品を接続して一定の位置に固定したり、金型とプレス機を接続したりする部品です。 金型の基本的な部分です。 主に上型ベース、下型ベース、固定プレート、バッキングプレート、金型ハンドルなどが含まれます。 6. 締結部品は主に各種ボルト、ネジ、丸ピンなど、各種金型部品を締結・接続するために使用されます。 【関連おすすめ】詳しくはこちら:ステンレスの表面を研磨する方法は何ですか?詳しくはこちら:自動車プレス部品金型の製造上の特徴 詳しくはこちら:連続プレス金型設計の注意点(2)